こんにちは マルコです(●'◡'●)
最近続けて同じような話をまったく別の方向から考えさせられる という事がありました。
たまたま私の受け取り方の着地点が同じだったからなのかもしれません。
元気な時って 幅の広い平均台の真ん中を歩いている感じ。
絶好調の時はスキップだってできる。
でも 知らず知らずのうちに平均台の幅が細くなって、身体がぐらぐらして、なんとかバランスをとっているような感じになっているかも。
そのまま進んだらいつか落ちてしまうから、
手放す、マインドフルネス、無意識
この3つのキーワードで少しでも心の不調に囚われないよう過ごしたい。
「手放した方がいいよ」に潜む罠
少し前のブログに睡眠について書きました。
睡眠の質を高めて、良い眠りの習慣を手に入れるためのアイディアをいくつか紹介した投稿です。
この睡眠の考え方そのものはまったく問題ありませんが、実はしばらくの間 寝付きが悪くなってしまいました。
元々、寝付きは悪くないけど睡眠時間が短いというタイプなのですが、睡眠の事を意識したら意識しすぎて眠れなくなってしまったのです。
よーし、今日から睡眠の質を高めて 起きている時のパフォーマンスを上げるぞー!と意気込んだのがまずかった…
これが続くと不眠症になるんだろうなと 考えるとますます眠れない…悪循環です。
いつもより早めだけど眠くなった時にすぐ寝るようにしたり、睡眠の質としてはよくないけど、夕食後のうたた寝も「これは睡眠時間だ!」(ちゃんと寝てるぞ 自分!)と言い聞かせたり。
アレコレとやっているうちに 幸いにも、だんだん睡眠の事を考えなくなったので元のリズムに戻れました。
「悪い習慣やマイナス思考は手放しましょう」というような話を自己啓発本やセミナーでよく見聞きしますが、逆にそうしようそうしようと意識して考え続けてしまい、手放すどころか囚われてしまう。
手放そう、やめようと努力する気持ちに潜む罠に落ちていく。
似たような経験をした真面目ながんばり屋さんは多いのではないですか?
マインドフルネス
なんで、そんな罠にはまるのか?
余計な事をどんどん考えてしまうから
「じゃあ、そうならないようにしようよ!」という思考方法のひとつがマインドフルネス
今自分の身に起きている事に意識を集中させて、自分の感情、思考、感覚を冷静に認識して、現実を受け入れること。
何やら難しい説明なんですが、
今この瞬間を観察する
風が強いな、車の音かする、鳥が鳴いている、TVの音がする、など 自分の周りのことや身体の感覚を観察する。
そこで 風が強くてやだなぁ、車の音がうるさいななどの感情を持たないように、ひたすら観察するだけ。
勝手に浮かんでくる雑念は「自動思考」と言い、これがネガティブな思考の源になるためこの思考を止めるように心がける。
お休みの日に何もせずにゴロゴロしていただけなのに疲れが取れない、というのは自動思考が続いているため脳が疲れるからだそうです。
私は仕事を終えての帰宅途中でも、休みの日でもかなり仕事のこと会社のことを考えてしまっていることが多いのです。
それほど負担だとは思っていなかったけど、ずっと自分を疲れさせていたんだなぁ。
それに気づいたのだから アレコレ考える自動思考をやめられたのかと言えば、残念ながら実践するのはかなり難しい。
無意識
だけど、いいんです! マインドフルネスがすぐにできなくても。
もともとはお坊さんが座禅など何年も修行をして得るものだから、そんなに簡単なことではない。
私たちにとって、思考は個人の個性、クセのようなもの。
意識してアレ考えようとかコレ考えようとかする前に、自動的に脳が動き始めてしまうから自動思考なわけです。
脳に「考えるなー!」って怒れないし、無意識でやってますから。
じゃあ どうすればいいんだ!?
これって自動思考だ!って 自分で気づくことがまず大事。
考えてしまっている自分をそのまま受け入れる「あっ、考えちゃってるよ 無意識の自分」って。
瞑想では、「浮かんできた思考は川に流すイメージを持ってください」と教わりました。
気づくことができれば 少しのことでも自分で何か対処することができる。
考え始めてしまったら、ちょっと走ってこようかなぁ とか お風呂入ろ とか 誰かに相談しよう とか。
ほんのわずかな時間でも、今この瞬間を観察することに意識を持ってくれば脳も一息つけるでしょう。
平均台の先がどんどん細くなっていることに気づかないで進み続けるのではなく、アレ?ちょっと歩きづらいなと気づいて立ち止まる。
少し休んでまた歩き始めれば 道幅はきっと広がっているはずだから(^^ゞ
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